【社労士解説】採用・定着に効く!福利厚生おすすめランキングTOP5
「採用力を強化したい」「従業員のエンゲージメント(定着率)を高めたい」——。そんな経営者や人事担当者の皆様が直面するのが、「どんな福利厚生が本当に喜ばれるのか?」という悩みです。特に人手不足が深刻な現代、若手社員や新卒生は、仕事内容と同じくらい、あるいはそれ以上に福利厚生や働きやすさを重視しています。
本記事では、社労士が多くの企業様からの相談や実態を元にまとめた、「従業員に喜ばれる福利厚生ランキングTOP5」をご紹介します。
従業員に喜ばれる福利厚生ランキングTOP5

第5位:テレワーク制度
通勤時間の削減やラッシュ回避ができるテレワークは、自分のペースで働きたい現代のニーズに非常にマッチしています。業種によって導入の可否は分かれますが、可能な職場であれば非常に満足度の高い制度です。
第4位:メンタルヘルス対策
外部カウンセラーとの面談制度やストレスチェックなど、心の健康を守る取り組みがランクインしました。仕事とは関係のない第三者に相談できる環境があることは、現代において非常に重要な安心材料となります。
第3位:社員食堂・食事補助
ランチ代の補助や社内食堂の設置など、日々の「食」に関するサポートです。最近では支払いの電子化も進み、導入のハードルが下がっています。全世代に共通して喜ばれる、実利的な福利厚生の代表格です。
第2位:健康診断制度の充実
法定の健診項目に加え、がん検診のオプション追加や人間ドックの受診補助などです。長く安心して働いてもらうために、病気の早期発見を支援する姿勢は特に50代以降のベテラン層からの支持が非常に高い項目です。
第1位:リフレッシュ休暇
有給休暇とは別に、リフレッシュを目的とした特別休暇を付与する制度です。ワークライフバランスを重視する若手世代から絶大な人気があります。入社直後でまだ有給が付与されていない時期でも利用できる設定にするなど、柔軟な運用が効果的です。
世代によって異なるニーズを理解する
福利厚生を導入する際は、自社の従業員の年齢層を考慮することが重要です。
・若手世代: テレワークやリフレッシュ休暇など、「働きやすさ・自由度」を重視する傾向があります。
・ベテラン世代: 健康診断の充実など、「自身の健康管理」にまつわる制度を求める傾向があります。
社労士が教える、失敗しない運用のポイント
「制度を作ったけれど誰も使っていない」という事態は避けなければなりません。
実態に合わせた「投資」としての導入
福利厚生はお金をかけて投資する分、しっかりと採用や定着の効果が期待できるものを導入すべきです。自社のスタッフが何を求めているかをリサーチした上で、職種や年代に合ったものを選びましょう。
規程の整備と周知
テレワークや特別休暇を導入する際は、就業規則への明記が必要です。ルールを曖昧にせず、きちんと整備した上で従業員に周知・説明することで、初めて制度としての信頼が生まれます。
まとめ:自社独自の強みを作ろう
当事務所でも、コアタイムなしのフレックス制やリモートワークを導入したことで、求人の応募率が劇的に向上し、スタッフからも好評を得ています。また、資格取得費用の補助など、業種に特化した「自己啓発支援」もエンゲージメント向上に有効です。
・「福利厚生は何があるか」という求職者の問いに自信を持って答えること
・無理のない範囲で、少しずつ自社らしい制度を増やすこと
これらを積み重ねることで、選ばれる会社へと成長します。福利厚生の導入に伴う就業規則の改定や、助成金の活用、制度の設計についてお悩みの方は、ぜひ当事務所にご相談ください。

この記事の著者
福岡社会保険労務士法人 代表社員 社会保険労務士 村里男樹
創業50年を超える歴史を持つ福岡社会保険労務士法人の代表社員。「手続きを代行するだけの社労士」ではなく、企業の成長と発展に本気で貢献する「提案型」の支援をモットーとしている。
強みは、労務相談や就業規則の見直し・作成といった基本業務に加え、勤怠・給与・タレントマネジメントなどのクラウドツール導入支援を組み合わせた総合的な人事労務の運用サポート。制度構築後の「運用」を重視し、労務環境の整備と企業発展に繋がる助成金の正しい活用にも注力している。