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賃上げ率5.41%の福岡 – 中小企業が今すぐ考えるべきバックオフィス戦略

2026年7月16日

福岡県内の中小企業の賃上げ率が5.41%となり、大企業(5.25%)を初めて上回りました。
これは今年だけの一時的な現象ではなく、当面続く見込みです。

賃上げが続く前提に立つと、給与計算・社会保険手続きを内製で抱え続けることには、見過ごせないリスクがあります。

賃上げ、これからも続くなら内製と外注どっちがいい?

結論から言うと、これからの時代は外注の方が効率的です。理由は2つあります。

✅賃上げ・人件費上昇は今後も続く見込み
最低賃金の改定や社会保険適用拡大など、人件費を押し上げる制度変更が2026年後半にも控えており今年だけ乗り切れば終わり、という話ではありません。

✅内製化には「属人化」と「離職」のリスクがつきまとう
給与計算・労務担当者が1〜2名という体制の企業が多く、賃上げ競争の中で担当者自身が他社に引き抜かれるリスクや、担当者が欠けた瞬間に業務が止まる属人化リスクを抱えています。

こうした課題への解決策として、給与計算・社会保険手続きなどのバックオフィス業務を、クラウドシステム(DX)とあわせて外部委託する「アウトソーシング×DX」という選択肢が注目されています。

2026年:福岡の中小企業の賃上げ率はどれくらいだったのか

連合福岡(日本労働組合総連合会 福岡県連合会)が4月6日に発表した2026年春季労使交渉の第3回回答集計によると、福岡県内企業のベースアップと定期昇給を合わせた賃上げ率は平均5.26%となりました。

注目すべきは企業規模による違いです。
組合員数300人未満の中小企業の賃上げ率は5.41%となり、300人以上の大企業(5.25%)を上回りました。

賃上げ額で見ても、中小企業は1万5481円と過去最高を記録しています。全体の賃上げ額(1万6985円、5.26%)も、全国平均(1万6892円、5.09%)を上回る結果となりました。

企業規模間の賃金格差の是正という意味では前向きな結果ですが、経営者や人事・労務担当者にとっては、もう一つの現実も見えてきます。それは、人件費という固定費が年々重みを増しているということです。

金額ベースでは300人以上企業が上回りますが、率ベースでは2026年に300人未満企業が上回りました。
※本データは連合福岡に加盟する労働組合がある57組合(300人未満23組合・300人以上34組合)の第3回集計(4月上旬時点)によるものです

企業規模間の賃金格差の是正という意味では前向きな結果ですが、経営者や人事・労務担当者にとっては、もう一つの現実も見えてきます。それは、人件費という固定費が年々重みを増しているということです。

なぜ、賃上げはこれからも続くと言えるのか

今回の賃上げを「今年だけの特別な結果」と捉えるのは危険です。最低賃金の改定や社会保険適用拡大など、賃上げを後押しする制度変更が、この先も続けて控えているためです。

その中でも大きいのが、政府が掲げる最低賃金の引き上げ方針です。

政府は最低賃金の全国平均を1500円まで引き上げる目標を掲げており、達成時期は遅くとも「2030年代前半」までに、とされています。

2025年度の全国加重平均は1121円のため、この目標を達成するには、年3%を超えるペースでの引き上げが今後も数年続く計算になります。つまり、賃上げはこれから一時的な現象ではなく、毎年繰り返し向き合う前提として捉える必要があります。

さらに、賃上げの流れは他社との人材競争も加速させます。自社の賃上げが周辺相場に届かなければ、担当者や現場スタッフが条件の良い他社へ転職してしまうリスクが高まります。

人材をつなぎとめるための賃上げが、また来年の賃上げ圧力を生むという構図です。 こうした賃上げの継続と人材競争は、給与テーブル改定、標準報酬月額の見直し、就業規則の改定といった実務負担の増加に直結します。

しかもこれは単年で終わる作業ではなく、来年、再来年と繰り返し発生し続けるものです。

こうした実務を毎年、自社の少人数体制だけで対応し続けることが現実的なのかということです。担当者が本来注力すべき採用や労務相談などの業務に支障が出てはいないか、一度立ち止まって確認する必要があります。

バックオフィスのアウトソーシング×DXで何が解決できる?

こうした状況で有効な選択肢の一つが、給与計算・社会保険手続きなどのバックオフィス業務を、DX(クラウドシステム活用)とあわせて外部委託することです。主なメリットは次の3つです。

✅固定費から変動費への転換
人を採用・教育して抱えるコストは固定費として重くのしかかりますが、アウトソーシングなら業務量に応じた変動費として管理でき、賃上げが続く局面でもコスト構造をコントロールしやすくなります。

✅コア業務への集中
給与計算や労務手続きといったノンコア業務から社員を解放し、営業活動や商品・サービスの改善など、売上に直結する業務にリソースを振り向けられます。

✅属人化の解消と法改正対応
「担当者が休むと業務が止まる」状態を防げるほか、最低賃金の改定や社会保険適用拡大など、次々と変わる法改正にも専門家とクラウドシステムの組み合わせで確実に対応できます。

ただし、外注先の選定には注意も必要です。安さだけで選んでしまうと、対応漏れや情報管理の不備が生じた場合、自社側にも責任が及びます。

DXとITツールの活用に強く、労務の専門性を持つ社労士事務所に任せることが安心して長期的にコア業務へ集中するための鍵になります。

まとめ

福岡の中小企業の賃上げ率が大企業を上回ったことは、地域経済にとって前向きなニュースです。しかしこの流れは今後も続く見込みであり、内製化だけで対応し続けることには、属人化・離職という構造的なリスクが伴います。

賃上げが一時的なものではなく続いていく前提に立つなら、バックオフィス業務をどう体制化するかを、今のうちに見直しておくことが、これからの企業の生産性と安定した成長を左右します。

福岡社会保険労務士法人では、給与計算社会保険手続きのアウトソーシング、クラウド人事労務システムの導入支援をあわせてご提案しています。

「何から手をつければいいかわからない」「すでにクラウドをいれているけど課題がある」という方は、まずは無料相談からお気軽にお問い合わせください。

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