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【社労士解説】人手不足の時代に応募が殺到!プロが実践した「選ばれる会社」になるための求人対策

「求人を出しても応募が来ない」「いい人材が他社に流れてしまう」——。多くの経営者にとって、人手不足は今や経営を左右する最大の悩みです。しかし、人口減少が加速する一方で、工夫次第で応募を増やし、優秀な人材を獲得している企業も存在します。

本記事では、社労士が自ら実践し確かな手応えを感じた「人手不足時代を勝ち抜くための求人対策」について、統計データと共にご紹介します。

日本の人口減少と「日本人の奪い合い」の現実

日本全体で少子高齢化が進み、人口が急激に減っている事実は皆様も耳にされていると思います。

「1年で県1つの人口が消える」インパクト

統計によると、2023年には日本人の人口が約80万人減少しました。これは、佐賀県や徳島県、鳥取県といった一つの県全体の人口が1年でいなくなるほどの衝撃的な数字です。

外国人労働者は増えていますが、言語や文化の壁がある職種では、依然として日本人の採用が不可欠です。限られた「働き手」を同業他社だけでなく、あらゆる業界と取り合う「超・激戦時代」に突入しています。

待遇(お金)だけでは勝てない時代の変化

かつては「給与を上げれば人が来る」という時代もありましたが、現代の求職者は価値観が多様化しています。

離職・定着を左右するのは「環境」と「人間関係」

求人票にどんなに好条件を書いても、実際の労働環境が悪ければ定着しません。離職の理由で最も多いのは依然として人間関係ですが、その背景には「教育の不備」「評価の不透明さ」「任せ方の曖昧さ」といった組織環境の問題が潜んでいます。

これからの採用・定着には、対価(給料)だけでなく、「ここで働きたい」と思える環境づくりが差別化の鍵となります。

実践!自社を「選ばれる理由」で満たす戦略

当事務所(博多駅徒歩5分)でも、以前は無料枠の求人で十分でしたが、次第に応募が減るという危機に直面しました。そこで実施したのが「労働環境の劇的な見直し」です。

働き方の自由度を解放する

事務職という特性を活かし、以下の制度を導入・可視化しました。

・フレックスタイム制の導入

・リモートワーク(在宅勤務)の解禁

「なぜ当社を選んだのか」という問いに対し、今や圧倒的に「リモートができるから」「フレックスで働けるから」という声が挙がります。このように、「個人の人生(ライフスタイル)に寄り添った働き方の選択肢」を提示できるかどうかが、他社との大きな差別化ポイントになります。

業界の枠を超えた差別化を

「飲食だからリモートは無理」「建設だからフレックスは難しい」と諦めるのは危険です。他業界に人が流れるのを防ぐには、自社の業界・自社ならではの「強み」を一つでも作り、それを対外的に発信し続けなければなりません。

まとめ:自問自答から始める採用改革

人手不足対策に特効薬はありませんが、まずは経営者自身が以下の問いに向き合うことから始まります。

「もし自分が今の条件の従業員だったら、自社で働きたいと思うか?」

この自問自答を通じて、自社の労働条件や環境を客観的に見直してみてください。

・人口減少という事実を直視し、早期に対策を打つこと

・給与だけでなく、働き方の自由度や環境で差別化すること

・自社独自の「選ばれる理由」を明確にすること

人手不足を解消し、強い組織を作るための具体的な労務環境の整備や、求人戦略の構築についてお悩みの方は、ぜひ当事務所にご相談ください。

この記事の著者

福岡社会保険労務士法人 代表社員 社会保険労務士 村里男樹

福岡社会保険労務士法人 代表社員 社会保険労務士 村里男樹

創業50年を超える歴史を持つ福岡社会保険労務士法人の代表社員。「手続きを代行するだけの社労士」ではなく、企業の成長と発展に本気で貢献する「提案型」の支援をモットーとしている。
強みは、労務相談や就業規則の見直し・作成といった基本業務に加え、勤怠・給与・タレントマネジメントなどのクラウドツール導入支援を組み合わせた総合的な人事労務の運用サポート。制度構築後の「運用」を重視し、労務環境の整備と企業発展に繋がる助成金の正しい活用にも注力している。

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